FitEarのイヤホンのケースがあまりにもあまりなので、どうにかならんもんかと思って、自分で作ってみることにしました。
あんまりなケース 安っぽいだけならまだ我慢できるのですが、これフタを閉めるときに、イヤホンのケーブルを隙間に挟み込んじゃうんですよね。あと、ケーブルを小さく巻きながら仕舞わないといけないのも、ケーブルに巻きグセが付いちゃってイヤだなと。
というわけで、レッツ作成!オリジナルケース!
まずは、ウレタンブロックを適当に削って、イヤホンを保持するベースを削りだします。
次はケース本体。今回は、革で作ることにします。とりあえず方眼紙に、革の形を書き込んで、切り出します。
きちんと設計してないうえに、曲線部分にコンパスすら使ってないオールフリーハンドです。(笑) 真面目にレザークラフトやってる人に見られたら怒られそうですが、いいんですよ適当で。革だし。現物合わせでなんとかなるって! っていうか真面目にやって失敗したらヘコみそうだし。(←本音)
切り出した方眼紙を銀ペンで革に書き写して、革包丁で切り取ります。
あ、一番大きなパーツ(ヒョウタン型のやつ)の両端には、方眼紙には書かれてないタブを付けておきました。ケースを閉じるのに必要なホックを付ける部分が無いことに気付いたからです。(笑) あぶない、あぶない・・・。
あと、この時点でレザーオイルを塗っておきました。
あとは、切り出した部品を組み立てていくだけです。
ゴム糊で仮固定して、 縫って、 もう片方も縫っちゃいます。 あ、もうホックも付けちゃってますね。
とゆーわけで、とりあえず外側の形はできました。閉めてみましょう。
なんか歪んでますが。・・・こ、これはこれで、味があって良いんじゃね!?(←お約束)
さらに、イヤホンとケーブルを保持するウレタンブロックを、ケース内に配置して・・・
んで、こんな感じで、イヤホンを収納します。おお、うまくいった。
元のケースと比べると、直径がかなり大きくなりました。その分少し薄く作ったつもりなんですけど、あんまし変わらないですね・・・。
うわこの角度でみると歪みが酷過ぎる(笑) やっぱシンプルな収納の方が空間効率は良いですね。
ま、とりあえず、これでしばらく使ってみます〜。もし色々不満が出たら、もう一回作り直せばいいや、っと。
ちなみに今回の革ケース作成に掛かったのは・・・
材料費:革500円相当分くらい?+ホック100円?
工具:通販で買った2万円くらいのセット+教本3000円
時間:12時間強
でした。
材料費は案外とかからないですね。まぁ大きくないし、形もシンプルでしたから。工具が高かったですが、これはこの先償却していけば・・・できるかな? 今回はどんな工具が必要になるかさっぱり分からなかったのでちょっと高めのセットを買っちゃいましたけど、あらかじめ必要な工具が分かってれば、もっと抑えられたんでしょうね。
今回使った工具:
銀ペン デザインの転写に。
革包丁 革の切り出しに。
デザインナイフ 包丁で切れない細かい部分を色々と。
ステッチグルーバー 縫い穴の溝彫り用。
二本菱目打ち 曲線だけだったので。
ハンマー わざわざ買わなくてもシリコンハンマで良かったかな。
ビニールマット すっごい分厚くて便利。
ゴムマット ビニールマットがあれば要らないかも。菱目打ちでボコボコになるけど。
オイルレザー 革表面保護用。効果あるんだろうか。
針、糸、ロウ ロウ引きした糸って、結構ベタベタしますねぇ。
革鋤きの道具 名前忘れた。革を曲げる部分を薄く削り取る。
ポンチ穴開けるの セットには入ってなかったのでウチに置いてあったの使用。
ゴム糊 すんげぇ接着力!スーパー便利!
方眼画用紙 方眼紙があれば、定規もコンパスも無くてもなんとかなる!
使うかと思ったけど使わなかった工具:
コバ磨き いや使えよ(笑) 今回コバもトコも処理してません・・・。
六本菱目打ち 直線で縫う部分が無かったですからー。
ヘリ落とし ヘリのほとんどが2枚重ねなので、放って置いた方が良いかなーって。
ここまでやっといて今更言うのもナンですが、こういう、コンパクトかつ強度が求められるケースは、革で作るより、アルミとかカーボンを使うべきな気もします。もっと固い革を使えれば良いんですけどねー。革を固める手法とかあるんでしょうか。あとで調べてみます。てなわけで今日のところはとりあえず、おやすみなさい。